・FXスキャルピングに最適なおすすめ通貨ペアを知りたい
・通貨ペア選びの注意点やリスクを把握して取り組みたい
本記事のテーマ
FXスキャルピングで選ぶべき「おすすめ通貨ペア」
<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届けします>
昨今の国内外のFX会社では、豊富な通貨ペアを取り揃えている会社が増えてきました。
私たちはこのたくさんの通貨ペアから自由に選択ができるわけですが、この通貨ペアの選択がとても重要になります。
通貨の中には価格変動が大きいボラティリティが高い通貨、金利が高くスワップが狙いやすい通貨、世界の景気が悪くなってくると買われやすい避難通貨など、それぞれの国の通貨で特徴があります。
スキャルピングをする上で、このような通貨の特徴や低スプレットを生かした通貨ペアを取引する事で、より効率のいいトレードができるようになります。
今回はこのFXスキャルピングでどのような通貨ペアを選ぶべきか、そしてどういった点に注意すべきかをお伝えしたいと思います。
初心者はスプレッドの狭い通貨ペアがおすすめ
国内FXはスプレッドが狭く稼ぎやすい
FXスキャルピングとは短期トレードを繰り返し、小さい差益を積み重ねて利益を上げてく手法です。
こういったトレードの性質上、デイトレードやスイングトレードに比べてスキャルピングはエントリー回数が多くなるため、スプレットが狭いほど稼ぎやすくなります。
そして、このスプレット幅は各FX会社によって開き具合が変わってきます。これは日本の各FX会社の提携しているカバー先の銀行がそれぞれ異なり、さらにはスプレットで見込んでいる収益率も各会社で変わってくるためです。

狙う通貨ペアごとに取引するFX業者を変えるスキャルパーもいる
スプレッド幅の違いや仕組みを利用する
上のようにFX会社ごとにスプレッド幅は違うので、通貨ごとに一番お得なスプレットを提示しているブローカーで取引することをお勧めします。
なお、国内FXと海外FXを比較すると国内FXの方が圧倒的にスプレッドは狭くスキャルピングでは稼ぎやすくなります。

これからスキャルピングを始める初心者の方には国内FXがおすすめ
ただし、これらの背景には企業ごとの収益モデル自体に違いがあるため、スプレッドだけで判断してはいけない一面もあります。その辺りの詳しい理由は下記の記事にまとめているので興味のある方はご覧ください。

より有利な条件でスキャルをするには調査や検証が大事!
おすすめ通貨ペアの基準とは
FXスキャルピングで選ぶべき通貨ペアの条件
では実際にどのような通貨ペアを選択すればいのか?についてご説明しましょう。
FXスキャルピングでおすすめの「通貨ペアの条件」は以下の3つです。
上記の条件を満たす通貨ペアは短期トレードでも稼ぎやすくスキャルパーに好まれる傾向にあります。ただし、これらの条件は国によって変わってきます。
国内と海外でも変わる「おすすめ通貨ペア」
日本人はドル円を取引するトレーダーが多いので、日本のFX会社は必然的にドル/円のスプレットを狭くしています。
ただ、世界規模でみると米ドル/円が1番人気の通貨ペアではなく、一番人気の通貨ペアはユーロ/米ドルになります。これは世界では基軸通貨となっている米ドルと、ユーロ加盟国で多数使用されているユーロの組み合わせのため、世界のトレーダーからすれば入りやすい通貨ペアとなります。
結果として、世界のスキャルパーの大半はユーロドルを取り扱い、日本のスキャルパーはドル円を好んで取引をしています。
慣れないうちは対円ではない通貨の取引は戸惑うかもしれませんが、慣れれば最もスキャルピング向きな通貨ペアであることが分かると思います。取引通貨ペアの選択肢を広げるのもよいでしょう。
FXを初めてすぐの人は、日本円を証拠金に外貨を売って外貨を買うといった感覚がどうしても掴みずらく、こういった外貨同士の通貨ペアは取引していない方も多いと思いますが、参加者が多い通貨ペアはスキャルピングするには最適です。FXに慣れてきたらぜひ試してみるのもいいでしょう。
私も初めは米ドル/円のみでトレードしていましたが、スプレットの狭さから海外FX会社を経由してユーロ/米ドルの取引を行っています。
ユーロドルの値動きの特徴やスキャルピングでの狙い方を下記の記事でまとめています。ご興味のある方はご覧ください。
ポンド円などのボラティリティの高さに惑わされない
FXスキャルピングはコツコツ小さく儲ける手法
FXスキャルピングの特徴は、大きい差益を狙ってトレードを大振りにするのではなく、淡々と小さい差益を積み重ねることにあります。
利食いと損切のポイントを浅くしておく事で、より勝率が上がるのと同時に損失のリスクも限定される手法とも言えます。

実は「大勝ちもしないけど大負けもしない」のがスキャルピング
ただ、ポンド円などはボラティリティが非常に高くなる局面があり、投資家心理としてやはり大きい差益を取りたいという気持ちが、ポンド円へのエントリーを駆り立ててしまうものです。
FXは自分に課したルールを重んじる事で勝率を安定させられるものです。
スキャルピングとしてポジションを持ったのであれば、スキャルピングとしての幅で利益を確定させる事が大切であり、それがリスクを軽減させることにつながります。

激動の相場ではテクニカル分析も通用せずにプロでも勝ちづらい
突発的な変動で取れた利益は偶然の産物であることが多いと私は思っています。初心者の方はボラティリティの高さに惑わされず、監視をし続けている通貨ペア・銘柄に集中してコンスタントな利益の積み上げを心がけましょう。
なお、1日の利益は10〜15pipsで十分です。ハイレバレッジでの取引であれば15pipsで資産をほぼ倍にすることも可能です。なので、必ずしも大きな値幅を狙うのではなく、確実なpips数を積み上げることを意識すべきです。
トレード手法ごとに複数の口座を使い分ける
リスク分散は通貨ペアごとに実施
仮に、もしこのようなボラティリティの高い相場にもエントリーしたいのであれば、スキャルピング用とは別にデイトレード専用の口座を持つことをお勧めします。ポジションを完全に切り分けるのです。
そして、ポジションの保有数量やレバレッジもスキャルピングに比べ少なくしましょう。
これにより多少大きい変動があったとしてもポジションをホールドできるので、メンタル的にも余裕ができます。

通貨ペアごとに変動リスクが違うので一つの口座でまとめてはダメ
なお、海外FXの場合は複数の口座を簡単に持つことができるので、その点でもスキャルパーにとって海外FXは重宝します。また、海外FXにはゼロカット制度もあるので、雇用統計などの指標を狙ったトレードも少ない資金でリスクを限定してトライできます。
スプレッド競争が激しい株価指数もおすすめ
世界中のトレーダーが狙う銘柄や通貨ペアのスプレッドは狭い
海外のFX業者は、通貨ペアだけではなくCFDやコモディティ、貴金属など幅広い取り扱い銘柄があります。
その中でも世界のトレーダーに最も注目され取引される銘柄が「NYダウ」です。
取引量が多い銘柄は業者間での競争力が試されるため、「NYダウ(US30)」や「ナスダック(US100)」など世界の主要指数となるインデックス投資銘柄のスプレッドは必然的に狭くなります。

海外FXであるXMではNYダウのスプレッドが異常に狭い!
また、同様に日経225も国内の証券会社で取引するよりもコスト(手数料&スプレッド)が安い海外FXではハイレバレッジを活かしたスキャルピングも有効です。
サラリーマンにとっては時間的に米国市場がマッチしていますが、専業トレーダーは日中の日経平均でも利益を狙え、また、日経の動きを監視した上で米国市場に入ることで世界の相場動向を肌感覚として把握することができ、勝率を上げる要因になると考えます。
まとめ
以上のようにスキャルピングでトレードするには相性のいい通貨ペアが存在します。
スキャルピングをするのに低ボラティリティかつ高スプレットの通貨を選ぶ人はいません。
ボラティリティやスプレットがそれぞれ変わってくるため、通貨ペアを選ぶというのは取引手法と同じくらい重要になってきます。
今回述べたようにスキャルピングに適した通貨ペアを選び、相場に流されないスキャルピングを貫く事で、より確実な収益に繋がっていく事でしょう。