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NYダウ相場を見て「ドル円スキャルFX」で勝つ方法

NYダウ相場を見て「ドル円スキャルFX」で勝つ方法
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・NYダウ平均とドル円の相関関係を知りたい方
・アメリカの株価を見ながらドル円の取引をしたい方

本記事のテーマ

NYダウ相場を見て「ドル円スキャルFX」で勝つ方法

<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届け>

世界経済を牽引するアメリカですが、そのニューヨーク市場には世界のすべてのトレーダーが注目しています。特に日経平均株価などの指数は、NYダウ平均の結果がダイレクトに反映されることが多くなります。

では、我々のようなFXトレーダーはNYダウ平均をどのようにトレードに活かせばよいかを解説します。

目次

NYダウ平均と「ドル」の関係性

NYダウで投資家心理が見て取れる

投資家心理が見て取れるNYダウ平均

ニューヨーク市場の午前の取引(前場)は、ロンドン市場の午後の取引(後場)およびロンドンフィックスと重複しており、値動きが激しくなる傾向にあります。

NYダウ平均の動きにはアメリカの投資家はもちろん、ロンドンやその他のヨーロッパ諸国の投資家の動向も影響することから、特に「NYダウの前場の値動き」には世界の投資家心理(リスクオン・リスクオフ・静観ムードetc)が反映されると言われているのです。

NYダウ平均<時間足チャート>

NYダウ平均チャート

日経平均株価<時間足チャート>

日経平均株価

ちなみに、翌朝の日経平均株価がNYダウの影響を受けて始まりやすい理由は、この投資家心理を参考に取引を始める機関投資家が多くいるからです。

なお、NYダウ平均の動きで投資家心理を判断するポイントは、NYダウが上昇基調か下落基調かを見極めることです。当然ながら、NYダウが上昇基調ならばリスクをとって利益を狙う強気相場(リスクオン相場)、下落基調ならリスクを回避してゴールドや日本円やドルなど安全とみなされる資産に資金を移す弱気相場(リスクオフ相場になります。

米国株に比べて「安全資産のドル」

ニューヨーク株式市場で株式の売買がされていると言うことは、「米ドル」と「(NYダウを構成する)企業銘柄株」の交換が行われていることです。つまり、投資家が「通貨の価値」と「株式の価値」のどちらを保有すれば利益になるのかを判断し、取引されているのがニューヨーク時間です。

なお、世界最大の経済力と軍事力をもつアメリカの通貨ドルは、基軸通貨として認められるリスクの極めて低い資産になります。

一方、株式の価値はその銘柄を発行している企業の信用と収益力によって評価され、通貨に比べれば価値の変動が大きく、通貨に比べて極めてリスクの高い資産と言えます。

Googleやアップル、アメリカンエキスプレス、航空機のボーイングの他、コカコーラやマクドナルド、IBMやナイキなど世界有数の企業ばかりで構成されるNYダウですが、価値変動が大きく保有リスクという面ではドルよりも安全性が劣ってしまうのです。

こうした背景によって、高いリスクをとっても利益を狙いたいという強気な市場心理の下ではNYダウは買われ、逆にリスクをとることに消極的である弱気な市場心理の下ではNYダウは売られる(ドルを保有する)流れとなります。

日経平均と「円」の関係性

日経平均は「円安株高&円高株安」の関係に

ドル円<時間足チャート>

ドル円

日経平均株価<時間足チャート>

日経平均株価

日経平均株価と円には「円安になると株価が上昇(円安株高)」と「円高になると株価が下落(円高株安)」となる傾向があります。その背景は、円安になると企業収益が向上し、円高になると企業収益が低下するためと言われています。

日経平均を構成する主要企業銘柄はトヨタや日産など輸出銘柄の価格が高いのが特徴です。一般的に出銘柄はドルに対して円が安くなれば収益力が為替差益の分上昇し、ドルに対して円が高くなれば収益力が為替差損の分下落します。

トヨタのような大企業では年間の為替差損が1兆円近い額に!

輸入銘柄の場合は逆になりますがトータルの日経平均では「円安株高」と「円高株安」の特徴が見られます。

海外投資家が「日本株を売買するための円」

米国ニューヨーク株式取引市場のクローズに続いてオープンするのが日本の東京株式市場です。NY時間の投資家心理が強気の場合などは、東京株式市場に海外の投資家からのお金が多く流れ込むことがあります。

日本株を海外の投資家が売買するためにはドルを日本円に換金する必要があるため、日本株買いの動きはドル円相場にも影響してきます。

日本の株式市場に占める海外投資家の比率は年々高まり、今後は「海外トレーダーの株式投資による円買い」が相場に影響する可能性も。

NYダウ平均が為替の影響を受けにくい理由

NYダウ平均が為替の影響を受けにくい理由

米国はグローバル企業が多く輸出入の境界も曖昧に

日経平均と円の関係に比べて、NYダウ平均と為替には強い相関関係があるとも言い切ることができません。

為替の影響を受けるのは輸出銘柄および輸入銘柄ですが、NYダウの多くの銘柄が全世界に展開するグローバル企業のため、日本の企業のように輸出銘柄および輸入銘柄の明確な区分が難しく、株価が為替の影響を受けにくくなります。

NYダウ平均<時間足チャート>

NYダウ平均チャート

ドル円<時間足チャート>

ドル円

アップルやナイキなど多くの米国企業が、人件費が安く、背後に広大な購買層を有する中国や東南アジアを拠点に現地組み立て、販売を行うグローバル戦略をとっています。日本のように国内で生産して輸出したり、中国のように国外から材料や部品を調達して組み立てだけ行い、国内外に販売ということも多くないことがNYダウと為替の関係がそれほど強くない要因かもしれません。

NYダウ平均の動きをにドル円トレードに活かす

NYダウと為替に強い相関関係があるとも言い切ることができませんが、為替のうちドル円に関しては海外投資家の動きを予想して、ドル円トレードに活かすことができます。

エントリーに活かしたい時間帯はニューヨーク市場のクローズに続いてオープンする日本の東京市場です。

前日のNY市場で投資家心理が強気=ロング目線

前日のニューヨーク市場で投資家心理が強気なら、ドル円でスキャルピングするなら「ドル買い円売り」のトレンドを狙う戦略が有です。

前日のニューヨーク市場で投資家心理が強気であれば、日本を含むアジア諸国の投資家もその流れに追随して日本円を米ドルに換金し、米国株式に積極的に投資、結果として「円安ドル高」基調の動きに近づくことが予想できます。

また、日本の為替市場は午前に仲値決めを行うため、実需でも日本の主要な輸出関連企業によるドル買いが行われるので「円安ドル高」基調がさらに強くなる傾向があります。とくに「ゴトー日」はその傾向が強くなるのでスキャルピングで稼ぎやすいタイミングです。

ゴトー日に前日NY市場が強気相場なら、仲値まで絶好のスキャル日和!

前日のNY市場で投資家心理が弱気=レンジ相場狙い

前日のニューヨーク市場で投資家心理が弱気の場合、ドル円でスキャルピングするなら仲値決めまでは「ドル買い円売り」戦略、仲値決め以降は「ドル売り円買い」戦略が有効です。最終的には一定幅のレンジ相場を構成する形に落ち着くことが多くなります。

前日のニューヨーク市場で投資家心理が弱気であれば、日本を含むアジア諸国の投資家もその流れに追随してリスクオン資産である株式を売却して米ドルとし、さらに米ドルをリスクオフ資産である日本円に換金するために「円高ドル安」基調の動きに近づくと予想できます。

実需では日本の主要な輸出関連企業によるドル買いが行われるのは同じですが、仲値決めの時間まで「円安ドル高」基調は見られるものの、仲値決めが終われば香港市場オープンあたりから徐々に「円高ドル安」基調の動きの傾向が強まることが多くなるのです。

まとめ

ニューヨーク市場が開く時間は大口の投資家の心理を確認する上でNYダウの動きをチェックすることは有効です。NYダウの動きは現地ニューヨークの投資家は勿論、現地外のロンドンやその他のヨーロッパ諸国の投資家も注目していると思われるためです。

ニューヨーク市場においてNYダウ平均と為替の関係はないとは言えませんが、強い相関関係があるとも言い切ることができません。しかし、ニューヨーク市場に続く東京市場においては特にドル円のトレードで有効活用できる情報が含まれています。

こうした情報を見逃さずにトレードに活かすことが出来れば、これまでノートレードだった時間に思わぬ良い結果が得られるでしょう。

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