私がスプレッドが広いXMでスキャルピングをする理由

海外FXで節税するなら「法人」を作ろう

海外FXで節税するなら「法人」を作ろう スキャルの基礎知識
このような方にオススメの記事

・海外FXで利益が出ていて税金が心配&節税を考えている
・FXを事業とした法人(会社)を持つ意味や価値を知らない

本記事のテーマ

海外FXで節税するなら「法人」を作ろう

<スキャル歴12年の専業_億トレーダーがお届けします>

海外FXで安定的に利益を得られるようになったトレーダーが検討するべきなのが法人の設立(法人化)です。

本記事では法人化することのメリットとデメリットを紹介していきます。なお、年間で330万円以上の利益を海外FXで稼いでいる方は、この記事を参考に法人化を検討する価値があります。

会社があれば「法人口座」は必要ない

XMの個人口座の損益も会社で計上できる

まず最初に、「法人を設立して事業としてFX取引をするには法人口座が必要」と考えている方がいるかも知れませんが、法人口座は必ず必要ではありません。

まず個人口座で得たトレードの利益や損失も、法人の利益や損失とすることができます。個人口座で得た利益だから法人所得にできないということはありません

私がお勧めしているXMは「法人口座の開設」はできなくなりましたが、XMで得た利益を「法人の売り上げに計上」することは可能です。

スキャルピングFX大辞典_博士指し棒

法人化した場合もXMの個人口座を利用すれば問題ない!

国内FX会社を利用する場合には、最大25倍のレバレッジを法人口座を持つことで200倍に上げられるという違いがありますが、海外FXでは個人口座と法人口座での違いはありません。

海外FXトレーダーの法人化メリット5つ

法人なら「税率が下がり節税」できる

所得が一定以上を超えると、税率では法人が有利になります。個人で海外FXを行っている場合の所得には総合課税が以下の税率で課されます。

<個人に掛かるFXの利益への総合課税>

課税される所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円
330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円
695万円を超え 900万円以下 23% 636,000円
900万円を超え 1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円を超え 4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円

個人投資家が海外に流れないように、海外FXの利益には「総合課税」として不利な条件が適応される。。

一方で、法人の場合、利益に対して支払う法人税は以下となります。

<法人に掛かるFXを含む利益への法人税>

課税される収益 法人税率
800万円以下 19%
800万円以上 23.20%

各種控除を考慮せず、簡単にいえば海外FXでの利益が330万円以下なら個人が、330万円を超えているのであれば、法人が税金面で有利といえます。

スキャルピングFX大辞典_博士指し棒

利益を残したい投資家は当然のように法人化して節税するよね

なお法人化すべきタイミング(いつ法人の方が税率が低くなるのか)はこのページの後半で詳しく紹介しますが、各種控除を考慮した場合は500万円前後がボーダーラインになります。

法人なら「経費の種類」が増える

法人化して自分自身が社長になることで、経費の種類が増えます。法人化することで経費にすることが可能なものを紹介します。

家賃

自宅を事務所として利用している場合は家賃の一部を経費に計上可能です。自宅内で事業に使用しているスペースの面積や自宅で仕事した平均時間から経費として計上する金額を決定します。

また社長や役員が住んでいる賃貸物件を会社名義で法人契約(または法人口座からの支払いに)することで、少なくとも家賃の50%を会社の経費に計上可能です。

スキャルピングFX大辞典_博士◯

たとえば毎月の家賃が15万円なら年に90万円を経費として計上できる!

なお法人では水道光熱費も経費に計上可能な場合もありますが、FXのみを事業としている場合には、認めてもらうのは難しくなります。

消耗品費

事務用品やパソコン、タブレットなどの購入費も事業用であれば経費に計上可能です。個人でも消耗品費は経費にできます。しかし以下のような違いがあります。

消耗品の経費計上の違い

個人:10万円以下で使用期間が1年未満
法人:30万円以下で使用期間は1年以上のものを含む
(少額減価償却資産の特例)

たとえば外出先でもより大きな画面で便利にトレードを行うために12万円のiPadを購入したとしましょう。個人の場合は「消耗品」としての経費の条件を満たさず「資産」として計上(減価償却)されてしまい、3〜4年に渡って経費を分割計上することになります。

スキャルピングFX大辞典_お兄さん困った

来年は利益が出るとも限らないし、利益が残った年に調整したいよね

一方で、法人であればパソコンやタブレットの購入もその年の利益を圧縮でき節税効果が高まるのです。

自動車等

自動車を会社名義で購入した場合には、経費として計上できます。ただ社用車の購入費用は減価償却を行うため、購入した年にすべて経費になるわけではありません。

他にも法人としての売上が安定しており、専業主婦の配偶者がいる場合には配偶者に給与を支払って経費として計上するなど、多種多様な支払いを経費として計上可能です。

スキャルピングFX大辞典_博士OK

専業トレーダーで家に引きこもってばかりだと社用車も認められづらいから、たまには外出する理由を作っておこう!

法人なら「損益通算」が可能に

損益通算は赤字と黒字を相殺することです。個人の場合には税区分が異なると損益通算ができないが法人ならできます

たとえば海外FX会社をスキャルピングに利用しながらも、国内FX会社でスイングトレードを行っていたとします。そしてある年に海外FXでは500万円の利益が出た一方で、国内FX会社のスイングトレードで200万円の損失が発生してしまったとしましょう。

1年間のFXの収支

海外FX:+500万円の利益
国内FX:-200万円の損失

個人の場合には国内FXの所得と海外FX会の所得の税区分が異なるため、損益通算できません。そのため海外FX会社で生じた収入の500万円が所得となります。

個人の場合の税額

海外FXの利益500万円に20%の総合課税が掛かり、税金の支払いは100万円

一方で法人の場合には国内と海外FXの収益はどちらも法人税の対象となるため、損益通算ができるようになります。そのため海外FXの収入500万円から国内FXの損失200万円を引いた300万円が所得となり節税可です。

法人の場合の税額

損益通算後の300万円に19%の法人税が掛かり、税金の支払いは57万円
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法人のFX損益に「国内と海外の違い」はなく、まとめて法人の損益として計算されるから節税につながる

法人なら「その他の事業とも相殺」できる

法人の場合には投資による損益のみならず、その他の事業の損益とも損益通算できます

たとえば海外FXトレードを行う傍ら、その経済的知識と海外情勢への理解力を生かして、輸出入のビジネスを行っているとします。しかし、ある年に輸出入ビジネスで100万円の損失が発生してしまったとしましょう。

1年間の事業ごとの法人の収支

海外FX事業:+300万円の利益
輸出入ビジネス:-100万円の損失

個人なら所得区分が異なるため、損益通算はできません。海外FXの利益が300万円あれば、300万円がそのまま所得となり、300万円の所得に応じた所得税を支払う必要があります。

一方で法人なら300万円の海外FXによる収入から輸出入ビジネスの損失100万円を差し引いた金額(200万円)が法人税の課税対象となります。

法人の場合

その他の事業との損益通算ができ課税対象を200万円に減らせる
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逆にFX事業で損失がでた時もその他の事業の利益と相殺(節税)できるからメリットは大きいし、心が救われるだろうね

法人なら「損失繰り越しが9年間」に

海外FXで発生した利益は総合課税の雑所得となり、利益と損失の決算を必ずその年に完結する必要があります。

これは言い換えると海外FXを個人でやると損失の繰り越しは一切できないということです。(国内FXでは3年まで損失を繰り越せる)一方で法人なら9年間まで損失を繰り越すことが可能です。

たとえば海外FXで収益を得られており、法人化したものの1年目の経済ショックで200万円の損失が出たとしましょう。200万円の赤字を繰り越せるため、2年目に800万円の利益があっても200万円を差し引いて所得は600万円になります。

法人の場合のFX損益の繰り越し例

・法人設立1年目:-200万円の損失
・法人設立2年目:+800万円の利益
→2年目の決算時に「+600万円の利益」として計上できる

トレードスキルがあっても、FXには不意な相場変動がある以上、損失が発生してしまう可能性は否定できません。

損失が発生した時に翌年の税金を損失繰り越しで減額できるのかは、再起できるかを大きく左右するでしょう。

スキャルピングFX大辞典_博士◯

損失の額によっては、税率や経費より繰り越しが最も恩恵を受ける!

国内FXでも法人口座の200倍が開ける

国内FX会社に最大25倍までのレバレッジ制限があるのは、個人投資家の保護が目的です。法人化して法人口座を利用すれば、国内FX会社でも200倍のレバレッジが利用可能になります。

ただ依然として海外FX会社と比較するとレバレッジは低く、ゼロカットがないため、ハイレバレッジを利用して大きな損失が発生すると多額の追証が発生するので注意しましょう。

法人化のデメリット4つ

法人化に費用が掛かる

法人化には最低でも24万2,001円の費用が必要になります。内訳は次の通りです。

法人化に掛かる費用の内訳

・定款に貼る収入印紙代:4万円
・定款の認証手数料:5万円
・定款の謄本手数料:2,000円
・設立にかかる登録免許税:15万円
・最低資本金:1円

このように法人化するうえで初期費用が約24万円が掛かります。

スキャルピングFX大辞典_博士困った

まだ収入が少ない段階では少し躊躇する額かも。。

法人には維持費や固定の税金が掛かる

会社設立時だけでなく、会社の設立後にも様々な費用がかかります。

会社を維持するために年間の売上がなかった場合にも支払う必要がある税金の1つが均等割です。法人住民税を5万円と地方税を2万円の合計7万円を毎年支払う必要があります

また資本金が1,000万円を超えている法人は年間18万円になります。

あと、法人化すると決算処理なども必要になり税理士と顧問契約を結ぶことになります。最近はfreeeなどの会計ソフトを使って自分で行う人も増えているようですが、筆者は税務処理や会計処理が面倒なため年間10万円の顧問契約で税理士さんに委託しています。

他にも、もし仮に社員を雇うとすると、その他に社会保険や(給料とは他に)健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険などの保険料がかかります。

月の給与が30万円の社員を雇った場合で、保険料の会社の年間負担額は52万円になります。

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まずは資本金1円&社員ゼロのミニマムな会社から始めることをオススメします!

利益も一旦は法人の利益に

個人で海外FXのトレードを行う場合には、利益が発生したら、その利益はすぐに自分のものになります。しかし法人の場合には利益は一旦、法人の利益となります。

法人として稼いだお金は社長とはいえ個人が勝手に使うことはできません。「社長1人の法人なんだから使ってもいいのでは?」と考える人もいますが、税務調査が入った際に目をつけられることが多くなります。

社長が勝手に会社のお金を使っていた場合には、この金額は社長への賞与として計上されます。社長への賞与は経費に計上できないうえ、所得税や法人税が加重されるので注意しましょう。

スキャルピングFX大辞典_博士指し棒

利益を使い込んで、次年度に来る法人税などが支払えなくなると倒産になってしまうよ

役員報酬の引き上げや変更ができない

法人を設立した場合、役員報酬が自分のお金になりますが、役員報酬は原則として1年間のなかで常に同じ額を支払い続ける必要があり、役員報酬の金額は期首の3ヶ月間しか決められません

役員報酬を減額したい場合には「臨時改定事由」を提出することで、役員報酬の引き上げや変更ができるケースもありますが、役員報酬の法人の経費に計上できなくなることがあります。

スキャルピングFX大辞典_博士やれやれ

最も判断が難しいのが「役員報酬額の決定」。一般のビジネスとは違って収益予測を立てづらく、節税にベストな報酬が予測できない。。

法人化すべきタイミングはいつか?

利益の分岐ラインとは

法人化すべきタイミングは所得額によって決まります。

年間利益ごとの税金の優位性

  • 年間利益が500万円以下:個人が有利
  • 年間利益が500万円〜700万:30〜40万円ほど法人が有利になる可能性あり
  • 年間利益が700〜1,000万円:70〜120万円ほど法人が有利
  • 年間利益1,000万円以上:100万円以上法人が有利

以上です。

つまり、海外FXでの年間利益が500万円を超えると法人を持つメリットが生まれる可能性があることになります。

ただ、年間利益が500万円〜700万円の場合には、専業トレーダーと兼業トレーダーで違いがあったり、必ずしも法人化で有利とならない場合もあります。最終的な決定時には一度ぜひ税理士に相談してください。

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顧問契約前でも、大抵の税理士さんは相談に応えてくれるよ

700万円以上の利益を海外FXで出している方は確実に節税メリットがあるので法人化を検討する価値はあると言えます。

個人と法人の税率の違い/ 損益通算の違い

自分で具体的に計算したい方は、ページ上部の所得税率表を利用して、平均的な年間所得をもとに自分がこのまま個人で海外FXを行うべきなのか、法人化するべきなのか判断しましょう。

また個人の場合には損益通算ができず、法人の場合には可能です。海外FX以外も行っており、損益通算を行う可能性がある場合には、今からでも法人化を検討することをお勧めします。

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