スキャルピングで選ぶべき通貨ペア

スキャルピングで選ぶべき通貨ペア

昨今の国内外のFX会社では、豊富な通貨ペアを取り揃えている会社が増えてきました。
私たちはこのたくさんの通貨ペアから自由に選択ができるわけですが、この通貨ペアの選択がとても重要になります。

通貨の中には価格変動が大きいボラティリティが高い通貨、金利が高くスワップが狙いやすい通貨、世界の景気が悪くなってくると買われやすい非難通貨など、それぞれの国の通貨で特徴があります。

スキャルピングをする上で、このような通貨の特徴や低スプレットを生かした通貨ペアを取引する事で、より効率のいいトレードができるようになるのです。

今回はこのスキャルピングでどのような通貨ペアを選ぶべきか、そしてどういった点に注意すべきかを考えていきたいと思います。

|スプレッドの狭い通貨を選ぶ

まずスキャルピングとは短期トレードを繰り返し、小さい差益を積み重ねて利益を上げてく手法になります。

こういったトレードの性質上、デイトレードやスイングトレードに比べてエントリー回数が多くなり、どうしてもスプレットにかかるコストが多くなってしまうのです。

このため、スキャルピングをする場合、スプレットの開きが大きい通貨ペアはお勧めできません。

そして、このスプレットは各FX会社によって開き具合が変わってきます。これは日本の各FX会社の提携しているカバー先の銀行がそれぞれ異なり、さらにはスプレットで見込んでいる収益率も各会社で変わってくるためです。

一方、海外ではFX会社のディーラーを介してレート提示しているのではなく、インターバンクに直結されているため国内ブローカーでは提示できないようなスプレットを出しているところもあるのです。

また、海外ブローカーではユーロ/米ドルのスプレットが0.2pointという破格の提示している会社もあります。

やはりトレーダーにとってスプレットが狭いの大変メリットになります。

国内と海外の会社を比較し、より安いスプレットを提示しているのがどこなのか確認するとよいでしょう。
中には「スキャルピングならこのブローカーを使うようにしている」といった分け方をしている人もいますし、通貨ごとにブローカーを分ける人もいます。

これは通貨ごとに一番お得なスプレットを提示しているブローカーで取引する方法です。
各会社ツールの操作性が異なってしまいますが、よりスプレットを有利にトレードするのであればこういった方法も有効になってきます。取引する通貨ペアの種類が少ない方にはお勧めできる方法のひとつです。

|具体的にどの通貨を選ぶのか?

では実際にどのような通貨ペアを選択すればいのか?についてご説明しましょう。

結論としては簡単です。

1)スプレッドが狭い
2)ボラタリティが高い
3)市場参加者(取引をするトレーダー)が多い

国内では日本のFX会社を利用しているユーザーが多い為、日本人の取引量としては一番が米ドル/円となっています。

これは日本のFX会社が米ドル/円のスプレットを極力低く提示している事と、日本のニュースではアメリカの情報が豊富で景気動向を把握しやすい為ポジションを持ちやすいと言えます。

ただ、世界規模でみると米ドル/円が1番人気の通貨ペアではなく、一番多いペアはユーロ/米ドルなのです。これは世界では基軸通貨となっている米ドルと、ユーロ加盟国で多数使用されているユーロの組み合わせのため、世界のトレーダーからすれば入りやすい通貨ペアなのです。

結果として、世界のスキャルパーの大半はユーロドルを取り扱い、日本のスキャルパーはドル円を好んで取引をしています。

世界のスキャルパー=ユーロドル
日本のスキャルパー=ドル円

FXを初めてすぐの人は、日本円を証拠金に外貨を売って外貨を買うといった感覚がどうしても掴みずらく、こういった外貨同士の通貨ペアは取引していない方も多いと思いますが、参加者が多い通貨ペアはスキャルピングするには最適です。FXに慣れてきたらぜひ試してみるのもいいでしょう。
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私も初めは米ドル/円のみでトレードしていましたが、スプレットの狭さから海外FX会社を経由してユーロ/米ドルの取引を行っています。

慣れないうちは対円ではない通貨の取引は戸惑うかもしれませんが、慣れれば最もスキャルピング向きな通貨ペアであることが分かると思います。取引通貨ペアの選択肢を広げるのもよいでしょう。

|スプレッド競争が激しい経済指標も狙い目

海外のFX業者は、通貨ペアだけではなくCFDやコモディティ、貴金属など幅広い取り扱い銘柄があります。

その中でも世界のトレーダーに最も注目され取引される銘柄が「NYダウ」です。
取引量が多い銘柄は業者間での競争力が試されるため、必然的に「NYダウ」や「ナスダック」など世界の主要指数となる銘柄のスプレッドは狭くなります。

また、同様に日経225も国内の証券会社で取引するよりもコスト(手数料&スプレッド)が安い海外FXではハイレバレッジを活かしたスキャルピングも有効です。

サラリーマンにとっては時間的に米国市場がマッチしていますが、専業トレーダーは日中の日経平均でも利益を狙え、また、日経の動きを監視した上で米国市場に入ることで世界の相場動向を肌感覚として把握することができ、勝率を上げる要因になると考えます。

 

|ポンド円などの短期的なボラティリティの高さに惑わされない

スキャルピングの特徴は、大きい差益を狙ってトレードを大振りにするのではなく、淡々と小さい差益を積み重ねることにあります。

利食いと損切のポイントを浅くしておく事で、より勝率が上がるのと同時に損失のリスクも限定される手法とも言えます。

ただ、ポンド円などはボラティリティが非常に高くなる局面があり、投資家心理としてやはり大きい差益を取りたいという気持ちが、ポンド円へのエントリーを駆り立ててしまうものです。

FXは自分に課したルールを重んじる事で勝率を安定させられるもの。

スキャルピングとしてポジションを持ったのであれば、スキャルピングとしての幅で利益を確定させる事が大切であり、それがリスクを軽減させる事につながるのです。

もしスキャルピングメインのトレーダーがボラティリティが高い局面で、突発的な大きな変動が起きた通貨ペアで大幅差益を狙ったとしても、急激な反転が起こるものが為替ですので、ボラティリティの高さに惑わされず、監視をし続けている通貨ペア・銘柄に集中してコンスタントな利益の積み上げを心がけましょう。

仮に、もしこのようなボラティリティの高い相場にもエントリーしたいのであれば、スキャルピング用とは別にデイトレード専用の口座を持つことをお勧めします。ポジションを完全に切り分けるのです。

そして持つ数量やレバレッジもスキャルピングに比べ少なくします。
これにより多少大きい変動があったとしてもポジションをホールドできるので、メンタル的にも余裕ができますし、スキャルピングで瞬発的なトレードをしながらでも同時進行でトレードする事ができるでしょう。

以上のようにスキャルピングでトレードするには相性のいい通貨ペアが存在します。

スキャルピングをするのに低ボラティリティかつ高スプレットの通貨を選ぶ人はいません。
ボラティリティやスプレットがそれぞれ変わってくるため、通貨ペアを選ぶというのは取引手法と同じくらい重要になってきます。

今回述べたようにスキャルピングに適した通貨ペアを選び、相場に流されないスキャルピングを貫く事で、より確実な収益に繋がっていく事でしょう。

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この記事の著者

Dr.ScalpinスキャルピングFX投資家

スキャルピングを始めて12年目を迎えた2児の父です。4年前から専業スキャルパーとして活動していますが、日本ではスキャルピングの情報が少なく、間違った情報が蔓延しているので『スキャルピングFX大辞典』として情報配信を始めました。なお、いろいろ試した結果「ボブ・ボルマン氏のスキャル手法が最強」という結論です。

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